07 薬害ヤコブ病とはどのような事件ですか。
2012/03/16
薬害ヤコブ病事件は、ドイツのB・ブラウン社製のヒト乾燥硬膜製品「ライオデュラ」が、杜撰な製造方法のためにヤコブ病の病原体に汚染されており、脳外科手術を受けた患者から、後にヤコブ病を発症した被害者が特に日本で多く出たという事件です。
1996年から、被害者と家族が、国やメーカーなどを被告として薬害訴訟を提起し、2002年に確認書調印による和解が成立しました。
潜伏期間が長いため、その後も新たな発症被害者が出ており、提訴のうえで先の和解の基準に従って順次和解手続が進められています。