お知らせ

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【医療機関の皆さまへ】カルテの長期保存について

2016/08/09

医療機関の皆様へ

脳神経外科手術で、病原体に汚染されたヒト乾燥硬膜(ドイツ・Bブラウン社製「ライオデュラ」)を使用されたことにより、その後にクロイツフェルト・ヤコブ病を発症した薬害事件、いわゆる「薬害ヤコブ病」事件では、裁判上の和解が成立した年である平成14年4月15日付で、厚生労働省からカルテの長期保存を要請する通知が出されています。

当時から、薬害ヤコブ病被害者の手術から発症までの潜伏期間が非常に長くなる可能性があると言われており、その後の被害者に対する補償が困難にならないように上記の通知が出されたものです。

その後、新たな被害者は増え、平成28年現在でも新たに発症された被害者が確認されています。潜伏期間が30年を超える被害者も確認されています。

各医療機関におかれては、脳神経外科手術を受けた患者のカルテ、とりわけヒト乾燥硬膜を使用した可能性が否定できない患者のカルテについては、引き続き長期保存していただきますようお願いします。

 

医薬発第0415006号 ヒト乾燥硬膜を使用された患者に係る診療録等の長期保存について(依頼)

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